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2008年1月13日 (日)

アメリカはすごいなあ

昨夜,ニュース番組で卵子凍結保存の米国の状況を取材した短い特集を見た。私と女房は長男を5年間の不妊治療のすえ,体外受精(顕微授精)により授かったので不妊治療については多少知識があるし,仕事がら常に興味を持っている。受精卵に比べて卵子(未受精卵)の凍結保存が難しいことはもちろん知っていた。日本の専門クリニックの卵子保存技術が世界的にも最先端の水準にあることも理解している。しかし,米国は普及の度合いや広がりがすごい。すぐにビジネス化され,広まる。間違った広まり方もするだろうが,昨夜の番組を見るかぎり,卵子の年齢(卵子の若さ,鮮度)が妊娠が成功する最も重要なファクターの一つであるということは米国女性の間で日本よりも理解されているような印象を持った。日本では35歳を過ぎても「いざとなれば不妊治療を受ければ子どもを作ることは簡単」というような間違った考え方を持っている女性が増えているような気がする。不妊には男性側の因子,女性側の因子があり,女性側の因子には排卵因子(うまく排卵しない),卵管因子(卵子が卵管をうまく通過できない),子宮因子(子宮に受精卵が着床できない)などがあると言われている。現在,顕微授精を活用すれば(男性側が無精子症だとまた問題は別だが),受精卵まで到達するのは簡単だ。しかし,着床,それから妊娠継続となると成功率はぐっと下がる。その原因もいろいろあるのだろうが,卵子の若さが大きな要因と言われている(卵子の細胞質移植などは,卵子を若返らせる技術だ)。したがって,年齢が若いうちに卵子(未受精卵)を凍結保存しておいて,40歳を過ぎてから戻す(精子はインターネットで売っているものを買う。テレビで米国の様子が出ていたがやはり驚いた)というのは理にかなっているとは言えるのだろう。しかし,やはり米国のような状況をすばらしいとは思えない。いろいろ考えさせられた。

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