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2009年12月

2009年12月27日 (日)

子ども手当ては貯金するにきまっている

今年もあと数日。中年過ぎてからの無謀な「独立」もどうにかこうにか2年が過ぎた。来年はひとつの節目となる3年目だ。どうなることやら。

今年は8月末時点で9月以降の仕事の見通しが全くたっていなかったので,個人事業主としての経験も2年未満で途絶か,と一時は心配したが,終わってみれば,10~12月の3か月は昨年同様,最も忙しい時期となった。ありがたいことだ。

この3か月,国内の学会を結構な数取材したので,書きたいことは山ほどあるのだが,ゆっくり書いている時間がないので省略する(年末年始で暇をもてあますことがあれば書くかもしれません)。

話し変わって,2010年度から始まりそうな子ども手当ては,所得制限なしで決まりそうであるが,わたしにとっては所得制限あろうがなかろうが関係ない。絶対に支給対象になるからである(自慢にならんが)。

対象年齢となる子どもを2人持つ親として,合計で月に2万6000円(2010年度)あるいは5万2000円(2011年度以降)の追加収入は助かるが,わたしはないもとの考えて絶対に貯金することにしている。いつまで続くか,はなはだ疑問を感じるからだ。政府の施策の当てにならなさについては,1999年度の税制改正で導入された「恒久減税」である定率減税が2006年に廃止されて以来,継続性は全く当てにしないことにしている。(30年続いている暫定税率とやらもあるが)。

2009年12月 6日 (日)

スタジオマリオも悪くない

昨年は息子と娘が七五三だったので10月にスタジオアリスで写真を撮った。ああいうところで写真を撮るのは初めての経験で,期待値が低かったこともあり,逆に満足感が高かったことは以前に書いた

次の七五三は娘が7歳になってからなのでしばらく関係ないと思っていたが,配偶者が年賀状用の写真を撮ってもらおうと言い出した。昨年はアリスで撮影した七五三写真を年賀状にも使ったが,それ以前はデジカメでとった子どものスナップ写真などを使っていた。子どもだけのワンカット撮影なら1万数千円で済むというので,アリスでもよかったのだが,今回はスタジオマリオ,というアリスの二番煎じみたいな店に行ってみた。

結果は,結婚式のお色直しのような衣装を着せておもしろく撮影できたので,まあ,悪くはなかった。2人一緒のワンカットで済ますつもりが,親バカ心が働いて,結局,娘1人,息子1人のそれぞれの写真も撮り,アルバムなども勧められるままに購入。合計3万9500円也となってしまったが,担当の女性の対応が(子どもに対しても親に対しても)非常によかったのでついつい購入してしまった。

七五三のシーズンが終わり,店がガラガラだった(一応予約はしていったが)のもよかったのかもしれない。それと,こういう仕事はやはり店員さんの対応でサービスの満足度が極端に変わるとあらためて思った。今回のスタジオマリオでも,最初に衣装の案内をしてくれた女性はとても愛想がいいとは言えず,仕事に対するいやいや感,飽き飽き感が出まくっていた。

それで少し鼻白んだのだが(衣装の数もアリスに比べて少ないような印象を持った),着替えとそのあとの撮影をメインで担当してくれた件の女性がまるで幼稚園の先生のように子どもあしらいがうまい。見ている親も楽しくなってくる感じで,撮影の時間そのものがサービスだと改めて感心した。

以前も書いたかもしれないが,今のように撮影機器の性能が高くなってくると,特殊な写真を除いていわゆるプロのカメラマン(写真家)や写真屋さんが差別化できる余地はどんどんなくなってくると思う。(いや,すでになくなっているからこそ,スタジオアリスやスタジオマリオが大盛況になるのだろう)。写真の出来栄えは今回もパソコンの画面で見た限りすごぶるいい。だが,その良さと満足感は写真の撮影技術によるものではなく(つまり,写真そのものは誰が撮影してもタイミングさえあえばきれいに撮れるようになっている),それ以前の着付けや子どものあやし,など,トータルでのサービスの満足感だと確信した。

ちなみに,こういう店では客が自分で持ち込んだカメラでのスチール写真撮影は禁止されているが(当然だろう),ビデオ撮影であれば許されるようだ(スタジオアリスは昨年のことで確認していないが,今回のスタジオマリオでは店の撮影や他の客に迷惑にならない範囲でならかまわないと記されている案内を見た)。わたしはスチールもビデオとダメだろうと思っていたので持っていかなかったが,ビデオ撮影がOKなら持っていけばよかったと悔やんだ。昨年の七五三シーズンとは違い,待ちの人が全然いなかったので撮影風景を思う存分に撮影できたからだ。

2009年12月 3日 (木)

「特別養護老人ホーム」(鈴木 栄 著)-知恵と愛情にあふれた経営姿勢に感激

鈴木 栄 著 「特別養護老人ホーム」(生活人新書)を読んだ。著者は社会福祉法人薄光会の理事長(執筆当時)で,本書は同法人が経営する三芳光陽園という特別養護老人ホームの開園(平成2年)当初から介護保険が始まった平成12年ままでの間の,同ホームでのエピソードを紹介した本である。すでに絶版になっているようだ(私もAmazonのマーケットプレイスで購入した)。

鈴木氏は知的障害のあるお子さんを2人持ち,最初は自分の子どもの老後のためを思って知的障害のある老人専門施設の開設を計画していたそうだ。結果的に三芳光陽園は,痴呆症(認知症)の老人と知的障害のある老人の両方を受け入れる施設になり,本書ではむしろ痴呆症の老人の記述が多い。

第1章から第3章まで,認知症の高齢者介護のた難しさや課題を実例をもとに具体的に紹介している。本のタイトルは「特別養護老人ホーム」だが,特養の本というよりは,高齢者介護や老人ホームのありようなどについて多くの問題を提示している。

ほほえましいエピソードもあれば気が滅入るような話もあるが,全体的には淡々と,むしろ明るいトーンで書かれている。著者の長年の経験と知恵,愛情がつまっている印象を受け,わたしの読後感は非常によかった(爽やかとはいかないが)。

第2章の「痴呆症,排尿便との闘い」の章では,まだ60代で頑健な体を持ちながら,自分で排尿便が管理できなくなった入所者とホームの職員との“闘い”ぶりが描かれている。

本書を読むと,介護は究極的には,食事,入浴,排泄の3つであり,心身が衰え,要介護状態になった人間に,これら3つを快適に提供することがいかにたいへんかをあらためて感じる。もちろん,その基礎には強い愛情がなければいけないわけだが,特養をはじめ,老人ホームや老人介護施設で働いている職員の人たちには本当に頭が下がる。

第3章は「介護保険にもの申す」という章タイトルで,介護保険開始後1年目の苦労話や役所,福祉政策に対する批判的見解が書かれている。この部分にはあまりページが割かれていないし,介護保険はすでに10年が経っているので,情報としての価値は低いかもしれないが,個別の事情を考慮した対応ができた介護保険以前の状況のほうがよかったのではないか,というような記述があり,制度的に割り切ろうとする介護政策の綻びを早くも指摘している。

2009年12月 2日 (水)

がんばれ! フジドリームエアラインズ(FDA)

フジドリームエアラインズ(FDA)という航空会社が今年できていたのは知らなかった。日本航空(JAL)が撤退する長野の松本空港から福岡,札幌,大阪(伊丹)への3路線をFDAが引き継ぐ話が進んでいるとのこと

しかし,略称がFDAとは.......。お医者さんや薬関係の仕事に関係している人にとっては気になる名前だ。米国のFDAからのクレームは大丈夫か(ま,クレームなどないだろうけど)。

先月,JALで関西へ帰省したときは,行きが約50分,帰りも約30分遅れ,安全面に関する出発前の心配が現実になったような印象を持った。実際,大きな事故こそないものの,最近の新聞などを見ていると,JALは運行の遅れや乱れが増えてきている気がする。モチベーションが下がる気持ちは理解できるが,今週の週刊現代(12/12号)の記事<大逆転!JAL破綻 法的整理へ>などを読むと,もうホントに会社更生法に則った法的整理を早くしろ,と思いたくなってくる。

年末は配偶者と子どもも連れて帰省するが,実はもうすでにJALの一番安い特割チケットを購入してしまっている。特割なので払い戻しするにも半額かそれ以上の手数料を取られるので,今回だけはしぶしぶJALに乗るが,来年からはANAおよびその他のエアラインを使うことにきめた。

2009年12月 1日 (火)

「エコノミストを格付けする」を読みました

東谷 暁 著 「エコノミストを格付けする」(文春新書)を読んだ。以前,同じ文春新書から出ているこの著者の「エコノミストは信用できるか」を読んだことがあり,この著者には関心を持っていた。

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この本はエコノミストと称する人たちのここ数年の雑誌や新聞等に載った論文や記事,書籍等をひたすら読みこんだ著者が,各エコノミストの主張や見解のブレや矛盾,当否について論評している本だ。アマゾンのレビュー(今回はアマゾンへのリンクはしていない。ざまみろ)では否定的な意見も結構あるが,わたしはすぐれた本だと思う。おもしろかった。

わたしは商学部という中途半端な学部へ入り,卒業はしたものの授業には最低限しかでなかったので,もとより経済学の知識などほとんどない。しかし,いや,だからこそ,こういう本は,著明なエコノミストたちの言動を効率的に把握するのに役立つ。

取り上げられているのはほとんどが日本のエコノミストだが,元FRB議長のグリーンスパンやノーベル経済学賞のクルーグマンに対する批判的な記述も多い。

さまざまな書物や論文,記事から個々のエコノミストの発言(意見)を抜粋・引用しているので,なかには正しいコンテクストを反映していない引用はコメントもあるかもしれない。しかし,それでもこれだけの数のエコノミスト(40人)の著作・論文を読み続けているのはすごいと思う。

中谷巌氏に対する批判はわたしが以前書いたことと似たようなトーンだったのでなんとなく嬉しかった。もちろん,わたしが1月に書いたときはこの本はまだ出版されていなかった。

この本は“格付けする”とは言っても,第9章(203ページ)までは,<エコノミストたちの「大恐慌」>(序章),<金融崩壊を予測できた人,予測できなかった人>(第一章),<新自由主義の罪と罰>(第二章),<格差社会と「小さな政府」>(第三章),など,各章ごとのテーマに関連したエコノミスト諸氏の発言・著作とそれに対する東谷氏の論評,という構成となっている。各章で取り上げられたエコノミストに対して東谷氏は論評しているが,点数をつける本当の“格付け”部分は終章の<エコノミストたちの採点評>の部分だ。

その終章は正直言ってあまりおもしろくない。第九章まで読めば大体答えは出ているし,そこまでで十分楽しめる。さらにいえば,採点評というわりには,40人の差があまり出ていない。ムーディーズの格付け(Aaa~B3)にしたがってはいるものの,終章のコメントはどうも厳しさが十分でない印象を受ける。

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