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2010年1月 3日 (日)

「iPS細胞ができた!」を読んだが編集のまずさにがっかり

1月なかばに再生医療関連のシンポジウムの取材があるので,年末年始に少し勉強しようとiPS細胞をテーマとした本を数冊持って帰省したが,予想通り(?)まったく読めなかった。親の介護がらみのドタバタや自分の時間の使い方の拙さが原因だが,ホントに情けない。

唯一読了したのは「iPS細胞ができた!」(畑中正一,山中信弥行;集英社)という本だが,内容というよりも編集のヒドさにゲンナリした。この本は京大名誉教授の畑中先生と山中先生との対談本で,初版は2008年5月だ。山中先生らによるiPS細胞作製成功の論文が初めて「Cell」に載って話題になったのが2007年11月だから,この対談本はその後,もっとも早く発刊された一般向けのiPS細胞紹介本ということになろうか。実際,出版元もそれを狙っていたようだ。

しかし,数ページも読めばすぐにわかるが,この対談本はまるでテープおこし原稿のようだ。一般向けだからわりやすく,という意図は理解できるが(例えば欧文表記はほとんどなく,カタカナ表記になっている。iPS細胞はさすがにそのままiPSだが),もっと文章を推敲すべきだろう。読みにくいしわかりにくい。対談の「臨場感」を残したつもりなのかもしれないが,まったく書籍という製品になっていない印象を持った。

内容的には,山中先生のご家族のことに触れている部分などは興味深かったが,とにかく本としての作りは非常に雑な気がした。

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