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2010年6月10日 (木)

学会取材-米国臨床腫瘍学会(ASCO 2010)-③

今回はセツキシマブ関連の試験で,ネガティブな結果のものが多かった印象を持っている。

“Identification of potentially responsive subsets when cetuximab is added to oxapliplatin-fluoropyrimidine chemotherapy (CT) in first-line advanced colorectal cancer(acrc):Mature results of the MRC COIN trial.(Abstract #3502)もいまひとつ,クリアカットでないというか,セツキシマブにとって良い結果とはとても言えないもので,DiscussantのAlan Paul Venook氏(University of California)は,COIN trialは“COmplicated to INterpret” 試験だとコメントしていた(実際の試験フルネームはこれではない)。

 “Adjuvant mFOLFOX6 with or without cetuximab (Cmab) in KRAS wild-type (WT) patients (pts) with resected stage III colon cancer (CC): Results from NCCTG Intergroup Phase III Trial N0147(Abstract #CRA3507)と
 “Adjuvant mFOLFOX6 plus or minus cetuximab (Cmab) in patients (pts) with KRAS mutant (m) resected stage III colon cancer (CC): NCCTG Intergroup Phase III Trial N0147(Abstract #3508)
 もネガティブな意味でインパクトのある結果ではないだろうか。セツキシマブはKRAS野生型の大腸癌等にFOLFOXとの併用で有効,ということになっているが,野生型でも変異型でも上乗せ効果なしであるならば,使う意味はあるのだろうか。
 CRA3507の結果について,DiscussantのLouis M. Weiner氏(Georgetown University Medical Center)は,試験デザインに問題はなく,今回の結果は“definitive results(確定的な結果)”と言っていた。

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