最近のトラックバック

« 2010年9月 | トップページ | 2010年11月 »

2010年10月

2010年10月26日 (火)

鳩山由紀夫を落選させたら北海道9区の選挙民を見直すんだが....無理か!

鳩山由紀夫の「やっぱり議員辞めるのやーめた」発言については,昨日,今日,新聞やネットでいろんなコメントが出ているが,自民党・石原伸晃幹事長の、「一国の首相まで務めた方が『辞める』と言っておいて、またやるというのは国民の失望を招く」という産経にアップされたこの発言は違うだろう。

失望など,もうとっくの昔に招いている。わたしは菅総理も嫌いだが,普天間問題でフラフラしだして以降の鳩山由紀夫(総理を辞めたあとも含めて)は,日本の恥部だと感じている。あんな“ウダウダ言いやがって男”を総理にしていたとは本当にはずかしい。失望などという次元ではない。

こうなれば選挙で落選させるしかないが,こんなフラフラ男でも出ればまだ当選するんだろうなあ。落選させれば,北海道9区(室蘭市,登別市,苫小牧市,その他)の選挙民を見直すのだが.....。

2010年10月20日 (水)

学会報告-米国骨代謝学会(ASBMR 2010) - ④

最終日の昨日(10/19[Tue])は,速報の原稿はすべて書き終わっていたので,CONCURRENT ORAL SESSION 44: ISSUES IN OSTEOPOROSIS MANAGEMENT(9:30~11:00AM)と,SYMPOSIUM - SHINING LIGHT ON VITAMIN D: WHAT IS THE EVIDENCE FOR REDEFINING VITTAMIN D SUFFICIENCY?(11:00~12:30)を聞いた。

ビタミンDのシンポは,最終日の一番最後のセッションと思えぬ大入り満員で,このテーマに関する骨関連医療従事者の関心の高さを感じた。

最初に登壇する予定だったRoger Bouillon氏(ベルギー)は欠席で,変わりにカナダ・McGill Universityの誰か(座長のFrancis H. Glorieux氏だったかな?)が“How much vitamin D Do we need?”という基調講演(?)みたいな講演を行った。

ビタミンDの推奨用量については,現在もいろいろ議論があるようで,その理由は,相矛盾する研究結果がたくさん出ているからだ。その多くは,観察研究で,臨床試験(RCT)の結果であっても,もともとビタミンDをテーマとし,ビタミンDがらみのエンドピントを1次エンドポイントとしたものではなく,サブ解析などばかりである。

推奨用量としては,25(OH)Dで,25~75 nmol/Lあたりということらしいが,予防の目的や環境,年齢,その他によって,まだまだいろいろな意見があるようだ。

このセッションは非常に興味深く聞いて,メモもわりあい一生懸命とったのだが,もう書いている時間がないのでこれでおしまい。これから風呂に入って荷造りだ。

学会報告-米国骨代謝学会(ASBMR 2010 - ③

初日(10/15[FRI])の3:45PMからのASBMR/ECTS CLINICAL BEBATE - TOO MUCH SUPPRESSION OF TURNOVER IS BAD FOR BONE(過剰な骨代謝回転抑制は骨にとって害がある)を聞いた。

atypical femur fracture(非定型的大腿骨転子下骨折)のことが話題になっているので,聞く前から内容は大体予想ができたが,予想通りであった(わたしの理解が間違っていなければ)。

そもそも論題自体が肯定(悪い)という主張に有利になっている。そう思っていたら,最初のディベーター(否定側)のIan R. Reid氏(University of Auckland, New Zealand)が,オックスフォード辞典の定義を出してきて,too muchという言葉に,desirable levelを超えたという意味がるので,“Too much of any thing”は悪いに決まっている,と言っていた。もちろん,moot point(論点)はそこにあるわけではないとも言って,本題に入ったが。

(時間がないのでディベートの内容は詳しく書けない,というか,5日前に時差ボケの頭でボート聞いていただけなのでよく覚えていない)。

ディベートは,開始前の会場からのアンサーパッドの集計では80数パーセントがTOO MUCH IS BADに賛成。ディベート後は60数パーセントがTOO MUCH IS BADに賛成という結果だった。

1つだけ覚えているのは,ディベート後の質疑応答で,あるじいちゃんドクターが,「現在の健常者の骨代謝回転の程度そのものが過剰なのではないか」というような内容(正確には覚えていないが,内容はそうだったと思う)の質問をしたことだ。じいちゃんドクターと書いたが,この人は,このディベートセッションの前に,ASBMR WILLIAM F. NEUMAN AWARDの表彰を受けた骨代謝研究領域の泰斗らしい(名前失念)。

人間の身体・生理の進化は,環境の変化よりも遅れるので,現在の健康な人(正常な人)の機能が,現代社会の生活にとっては不適切になっていることは十分ありえる。例えば,糖尿病は昔,飢餓が問題だった頃に人間の生存を維持するために役立った,いわゆる“倹約遺伝子”が,現在の飽食の時代にも働いていることが問題―というよなことが一時話題になった(いまはどうなのか知らないが)。

また,米国の黒人に高血圧が多いのは,昔,奴隷船でアフリカから新大陸に船に詰め込まれて連れてこられるときに,暑い船のなかで水分も十分与えられずに多くの黒人が死んだが,そのなかで,生き延びた人が現在の米国の黒人の祖先だから(つまり,レニン-アンジオテンシン系が非常に強く働き,水分不足の環境でも血圧を維持する生理なり遺伝子を持っていた人),という話を聞いたことがある(この話は,元福岡大学教授の荒川先生がよく言っていたような記憶がある)。

同様に,現代人にとって,現在,正常とされる骨代謝回転の程度が,過剰なのではないか。だから,正常レベルそのものが,過剰であるから,それを抑制することが重要なのではないか,と,ASBMR WILLIAM F. NEUMAN AWARD受賞者のこのじいちゃんドクターの質問は,そういう趣旨の質問だと思った。

学会取材-米国骨代謝学会(ASBMR 2010)- ②

今回,ASBMRの専門医で構成されるタスクフォース(作業委員会)が,atypical femur fractures(非定型的大腿骨転子下骨折)に関する勧告(recommendations)を発表した。

この骨折について,わたしは全然知らなかったが,なんでも,今年の3月頃からFDAが注意勧告を出し,骨代謝業界(?)ではちょっとした話題になっていたようだ。

ビスホスフォネートを長期(5年以上)服用すると,非定型的大腿骨転子下骨折という,まれな骨折の頻度が高まるということらしい。もっとも,もともと非常に頻度の低い骨折なので,ビスホスホネート服用で得られる利益(ベネフィット)と非定型的大腿骨転子下骨折のリスクとのリスク・ベネフィット比の問題で,一般的には,骨折リスクの高い高齢者には,ビスホスホネートによる骨折リスク予防のベネフィットのほうが大きいということらしい。

プレスリリースに載っていたタスクフォース勧告の重要ポイントを書いておく。

1)ビスホスホネート治療を受ける患者には,非定型的大腿骨転子下骨折の可能性があることを,専門家および患者に警告するために,製品のラベル表示(添付文書)を変更すべきである。また,同骨折の徴候や症例をFDAのMedWatch programに報告する。

2) 非定型的大腿骨転子下骨折症例の症例報告のクオリティを改善し,医療記録のレビューを可能するため,同骨折に関する診断や手順に関する基準(codes)を新たに作成すべきである。

3) 症例を追跡し,今後の研究を推進するために,非定型的大腿骨転子下骨折患者の国際的な登録(registry)を確立すべきである。

今回のタスクフォースのレビューによると,これまでに把握された310例の非定型的大腿骨転子下骨折症例のうち94%(291)例が,ビスホスホネートを5年以上服用していたそうだ。

ただ,非定型的大腿骨転子下骨折という骨折は,すべての種類の大腿骨骨折のうちの1%未満でしかない非常にめずらしい骨折である。

学会取材-米国骨代謝学会(ASBMR 2010) - ①

Img_2517_2 速報の仕事が終わった。あと1時間ほどでホテルを出る。今回は,最終日にImg_2518 CNタワーに上ってみた。バカとなんとかは高いところが好きなので,わたしも高いとことは大好きである。長い間,世界一の高さを誇っていただけに,第一展望台でも300メートル以上,第二展望台は400メートルで140数階立ての高さに匹敵するそうだ。

上からみるトロントの街はなかなかいい景色だったが,ふと思ったのは,飛行機に乗ってるのと変わらんなあということ。ある程度の高さ以上になると,もうどこまでいっても,高さそのもので驚きを感じる景色にはならない。高くなればなるほど,安全を考えて,展望台の窓や柵も厳重なので,CNタワーの一番上の展望台も,やたらと視界をじゃまする窓枠や柵が多かった。

学会発表は,仕事で必要なセッション以外は,初日にディベートを1つ,5日目の午前中に,Img_2545_2 concuurent oral sessssionの1つとビタミンDのシンポジウムを1つ聞いた。ビタミンDのセッションは非常に盛況だった。

2010年10月13日 (水)

学会取材-米国骨代謝学会(ASBMR 2010)

明日(厳密にはすでに今日)から米国骨代謝学会(ASBMR 2010)の取材仕事でトロントに行く。トロントは8月にも国際禁制学会(ICS)で行ったので今年2回目。さっき,ネットで天候を調べたら,気温が10数℃(最高)~3℃(最低)とかなり寒くなっているようだ。8月は日本と同様,暑かったが。

学会速報の仕事なので,本来の仕事以外のセッションをじっくり聞く時間はとれそうもないが,可能な範囲で聴講してみようとは思う。12~3時間のフライトを思うとぞっとする。

飛行機や新幹線,その他移動中に読書やパソコンでの仕事を能率的にこなす人がいるが,わたしはどうもダメだ。海外出張のときは,長いフライトになるので,仕事で必要な書類や参考書類をたくさん抱えていくが,目標の量をこなせたことがない。30代の頃などは,本屋でも開くのかというほど大量の本をカバンにつめていったが,徒労に終わることが繰り返され,最近では無茶な量の「紙」(=書類や書籍の類)はカバンにつめないようにしている。

とはいえ,極端に少なくするのも不安で,適量を決めるのにいつも悩む。実はいまも,明日からのトロント行きで,どこまで持って行こうか,迷っている。まあ,迷っていると言っても,たいした量は持っていけないのだが.........(昔は本当に,スーツケースに石をつめているのかと思うほど,分厚い辞書や参考書をつめこんでいた。今は,重さを想像しただけで萎えてしまう)。

最近死をテーマとした雑誌や新聞記事が多い(ような気がする)

10月もはや半ば近く。今年は8月を除いて仕事が途切れることがなく,ありがたいのだが,さすがに少し疲れてきた。だが,12月下旬までは「稼ぎどき」でもあるので頑張らねばならない。

週刊現代がここ1カ月ほど,死や死に際をテーマにした特集をたくさん組んでいる。それほど厳密にフォローしているわけではないが,ほかの週刊誌や新聞などでも,死,病気,老後(介護を含む)などをテーマにした連載ものや特集記事が増えている気がする。

昨年,老人ホームに入れた老親(こんな言葉あるのか),特に父親の変わりようを帰省のたびに目のあたりにし,老いること,認知症,介護,死に際,死に方など,についてわたしも常に考えている気がする。

そうそう。最近,

ヘルプマン!(1(介護保険制度編)) ヘルプマン!(1(介護保険制度編))

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

,という介護をテーマにした漫画の存在を知り,5冊読んだ。普段漫画はほとんど読まないが,身につまされる内容だった。現在,全部で15巻出ているそうで,残りの10冊も注文してしまった。

ダメだ。どうも疲れていて文にならない。

2010年10月10日 (日)

「その訳はありえんだろう!」シリーズ-医学英語(和訳)を中心に-第2回

or は,「または」 または 「あるいは」 としか訳せんのか?

Those who died in an ICU or hospital experienced more physical and emotional distress and worse quality of life than those who died at home with hospice care.

終末期ケア(ホスピスケア)を伴った在宅死のほうが,病院死よりも患者のQOLは高いという一文だが,このような場合,or を,「または」 または, 「あるいは」と訳してくる訳者が多い。

訳文1:ICUまたは病院で死亡する人は......

訳文2:ICUや病院で死亡する人は.....

日本語が普通に理解できる人で,2の「ICUや病院で死亡する人」を,ICUと病院の両方で死亡する,と取る人はいないだろう。

日本語として,1と2のどちらが自然か?

実は,,「または」 または, 「あるいは」と訳してくる訳者が多い。のところも,

,「または」 や 「あるいは」と訳してくる訳者が多い,と書くのが自然なはずだ。少なくとも私の語感ではそうなる。

« 2010年9月 | トップページ | 2010年11月 »