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2010年11月 5日 (金)

臨床試験を“勝った負けた“で語るのはどうかと思う

わたしは一応言葉を扱う仕事(翻訳者,ライター)をしているので,言葉の使い方に過剰反応する傾向がある(そのお前の文章がこれかよ,なんてツッコミは入れないで下さい)。

かなり前から気になっていた言葉使いの一つが,臨床試験の結果に関する「勝った」,「負けた」という言い方で,製薬メーカーの人だけでなく,ドクターまで何気なく使っている。

大規模トライアル○○で,降圧薬Aは,Bに勝った,というような言い方だ。

わたしの少ない海外学会の取材経験では(実は少なくはない。100回以上は取材している),海外での学会発表や質疑応答,座談会やインタビューで,外国のドクターが,Aという薬はBという薬に勝った,というような言い方を聞いたことがない。

製薬メーカーの人が,自社の薬剤が関わる臨床試験で(他社の)別の薬に「勝った」,「負けた」と言うのは利害関係がはっきりしているから特に抵抗はないし,心情的には理解できるのだが,ドクターがなにげなく,勝った,負けたというのはどうも抵抗がある(でも,そういう言い方をするドクターは少なくない)。

臨床試験は,勝ち負けのためにやるのではないのではなかろうか。

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