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2011年1月 9日 (日)

「その訳はありえんだろう!」シリーズ-医学英語(和訳)を中心に-第3回(番外編)

新年早々,「その訳はありえんだろう!」シリーズ再開とは,今年はこれまでよりも翻訳に力を入れるのか,と勘違いされそうだが,特にそういうわけでもない。定期的に依頼されている医学ニュースの和訳校正をしていて,今週買ったばかりのパソコンを壊したくなるほどイライラしてきたので,気分転換にブログを書くことにした。

翻訳(和訳)で大きな間違いを回避するために必要な条件(十分条件ではない)を重要なものから挙げると,1)原文の理解〔さらにそのために必要な条件は,狭い意味での語学力(英語の試験で評価される英語力)と内容(subject mater)に関する知識だ〕,2)それを日本語で表す表現力(日本語力)―だと思う。

まず,1)をクリアしていなければ,翻訳などできるわけはないと思うのだが,どうも内容の理解が不十分なまま,見切り発車で訳し始めてしまったような翻訳原稿に時々遭遇する(もっとも,この理解にもレベルがあり,幅広い背景知識をもとにした解説ができるほどの深い理解は,専門家でない翻訳者には不可能であるし,翻訳者には通常,そこまでは求められない)。

この数時間,目を通した翻訳原稿のなかに,もとの英文をまったく理解していないんじゃないかと思わるものが何本かあり,まったくウンザリしている。翻訳元の原文を理解できているかいないかは,訳者本人がわかるはずなのに,わからないまま何故,訳し始めることができるのか,理解しがたい。そうして出来上がった翻訳文(和訳)は,当然のことであるが,原文の英語よりもさらに理解不能な複雑怪奇なものになっている。

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