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2011年6月28日 (火)

久しぶりに映画館で映画を見ました―が,ちょっと期待はずれだった 『星守る犬』

6月もほぼ終わり,年後半に向けて,仕事に対する気力(やる気)をどう維持していこうかとつらつら考えていたところ,配偶者の情け容赦ない(?)言動に打ちのめされ,週末は引きこもっていた。

日曜日,パソコンで遊んでいると,『星守る犬』という中年を主人公にした映画が上映されていることを知り,「大人が泣ける映画」というので見に行った。村上たかしという人による同名コミックを映画化したものらしい。監督は瀧本智行。どちらも初めて聞く名前だ。若いころは演劇や映画をずいぶん観たが,近頃は全然観ていない。映画館で観るのは,子どものつきあいで観るアニメとか子ども映画ばかりだ(夏休みに入るとポケモンを見に行かなければならない)。

北海道・旭川のキャンプ場の奥で放置されているワゴン車が発見され,なかから中年の白骨死体(西田敏行)と犬(ハッピー)の死体が見つかった(犬は直前まで生きていたので白骨化していなかった)。その知らせを受けた市役所の青年・奥津京介(玉山鉄二)が,死体の身元を探しに東京まで自分の車で行き,旭川までの足跡を辿るという話だ。東京まで芸能事務所のオーディションを受けにきた川村有希(川島海荷)という女の子が京介の車に同乗することになり,なかなか可愛いのだが,映画そのものの出来としてはいま一つという感想を持った。

家族を捨て1人きりになった中年男が愛犬と2人で旅をする「泣ける話」と聞いていたので,近頃,涙腺がゆるくなったわたしは,涙で顔がぐしゃぐしゃになり,恥ずかしくて席を立てないのではないか,と期待と不安をいただいて見始めたが,どうもそうはならない。

犬の話か,中年親父の話か,焦点が定まっていないし,西田敏行演じる主人公がその旅に出なければならなくなるまでのいきさつの描写がきわめてお粗末。岸本加代子演ずる奥さんと1人娘の3人家族だった西田敏行(おじさん。映画では前田なんとかという偽名)(仕事は町工場の溶接工)が,景気悪化でリストラに合い,奥さんから熟年離婚を言い渡される,という筋は理解できたが,その間の主人公と家族の関係とか心の葛藤はほとんどすっ飛ばし。小泉の郵政選挙やリーマンショックの新聞見出しだけを映して,想像しろということかもしれないが,あまりにもステレオタイプという気がした。

西田敏行の存在感はそれなりにあるものの,この映画を見ても,ただの無責任で弱い中年オヤジとしか感じられないのではないだろうか。少なくともわたしはそうだった。おじさんの身元探しを始めた京介の幼少期(9歳で両親死亡。祖母も何年か後に亡くなり,祖父[藤竜也。シブイ!]に成人まで育てられる。読書好き)についての描写や,おじさんが旭川までの旅で立ち寄った店や旅館の人々(余貴美子,中村獅童,温水洋一,三浦友和)の演技はなかなかよかったが。。。。

とくに,倒産したディスカウントストア(?)のオーナーを演じた中村獅童が結構いい味を出していた。「さっきは悪かったな。人間余裕がなくなると怒りっぽくなってみっともねえな」というセリフは秀逸だった。

というわけで,ジャックニコルソン主演の『アバウト・シュミット』を観たとき(この映画には泣かされた)のような感動を期待してチャリンコを飛ばして行ったものの,ちょっとがっかりだった。

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