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2011年8月 5日 (金)

東大先端科学技術センター 児玉龍彦教授,衆議院厚生労働委員会(7/27)での証言

もうすでにネット上ではかなり広まっているが,東大先端科学技術センターの児玉龍彦教授が7月27日に衆議院厚生労働委員会行った参考人説明をYouTubeで聞いた。

熱のこもった感動的な証言であり,同時に,非常にわかりやすく明快である。3.11の地震後,国会の委員会で多くの人が参考人として証言し,そのいくつかは聞いたが,ウダウダした寝言のような証言が多く,知識と倫理と情熱に裏打ちされた今回の児玉教授のような証言は聞いたことがない。

疫学的なデータを待っていては現在の状況に関して,科学的根拠に基づいた判断はできないという説明は納得のいくものだった(低線量被曝でがん発症率が有意に増加すると言われてる100mSV以上というカットオフ値は,広島・長崎の原爆のときのデータがもとだいうからなあ)。

たしかに,福島の住民を対象とした健康診断やそれをもとにした疫学調査は継続していくべきだろうが,現在目の前の状況にどう対処するかの根拠としては,水掛け論を引き出すだけになることは明らかだ。

児玉教授の証言のポイントは,現在の日本の科学技術やスタッフを活用すれば,科学的にはるかに意味のある検査なり対策を取ることができ,そのコストも全体の額から比較すればそれほど大きなものにならなくてすむのに,(未だに)法律や体制が整えられていない。早急に整えて,最も被害を受けやすい妊婦や乳幼児,子どもを守ることに注力すべし― ということだと理解した。

ただ,こういう誠実な発表を聞いて,それを「拡大解釈」や「拡大援用」,「曲解」して,原発即停止,とか,東北地方の食料品はすべて食べない(禁止)など,自分の立場の強化のために“利用”しようという人や団体が出てこないかと危惧している。

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