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2011年9月22日 (木)

学会取材 - 米国骨代謝学会(ASBMR 2011)-雑感

まだ少し時間があるのでいくつか雑感を書いておこう。

東大整形外科の川口先生が“ASBMR LAWRENCE G. RAISZ AWARD”という賞を受賞されて,会場にはほかの賞の受賞者と一緒に大きな写真が掲げられていた。授賞式も見たが,<ドアが閉まる直前のエレベータに手ではなく頭を突っ込んだ>人の小話で笑いをとる,なかなか上手なスピーチだった。落ちは<整形外科医だから大切な手は守る>というもの。

仕事とは関係のないシンポジウムや一般演題もいくつか聞いたのだが,ほとんど眠っていたか,記憶が薄れてしまった。

16日に聞いたPLENARY SYMPOSIUM I-MUSCLE AND BONE INTERACTIONSの3番目に登場したMark W. Hamrick氏(Georgia Health Science University)は,“Myokines: Key Regulators of the Muscle-Bone Unit”という講演で,IGF-1,bFGF-2,Myostatin,という3つのマイオカイン,を紹介していた。マイオカインとはMyotube〔筋管(細胞)〕 から分泌される因子のことで,脂肪組織から分泌されるものをアディポサイトカインと呼ぶのに倣った言い方か。IGF-1とbFGF-2は骨形成の亢進,Myostatinは骨形成抑制に働くらしい。

20日(最終日)の最後のセッション,PLENARY SYMPOSIUM III - NOVEL GENETIC AND EPIGENETIC APPROACHES TO HUMAN DISEASE も一応座っていたが,まったくチンプンカンプンだった。2番目に講演した James Herman氏(Johns Hopkins University)(たしかOncologyのProfessorだった)が,最初に示したEpigeneticsの定義,“Heritable change in gene expression, not due to change in DNA sequence”だけがはっきりと聞き取れ,気になった。

epigeneticとは後天的な遺伝子の傷,くらいの理解しかなかったわたしにとって,Heritable changeというのがどうにも解せなかった。DNA sequenceは変わらないのにフェノタイプ(gene expression)がHeritable(遺伝する)とはいったいどういうこと?,ということで,ちょっと真剣に聞き始めたが,全く理解できなかった。

そのほか,PLENARY SYMPOSIUM III の前の8:30~10:00amにあったCOCURRENT ORAL SESSION 44: OSTEOPOROSIS FRACTURES AND CLINICAL OUTCOMEも,最初の1人を除いて,残りの5演題(#1260~#1264)は聞いた。骨折リスクの推移や,骨折(非椎体骨折)と死亡率との関連などを示した疫学研究中心のセッションだった。これらは,表面的な理解はできたが,正直な感想を言うと,研究の意味(意義)がよくわからないものばかりだった。

もう時間がないのでこれから出発の荷造り開始。

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