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2011年11月 8日 (火)

学会取材-「臨床細胞学会-秋季大会」(東京)

午前の貴重な時間をブログ書きなんぞに費やしている場合じゃないが(夜遅く,仕事のやる気が出ないときにブログを書くのはよい暇つぶし/気晴らしになる),乗りかかった船(?)なので,あと2つまとめて書いておく。

といっても,たいしたことは書けないが(じゃあ,ブログ書くのやめて仕事すれば?という心のささやき)。

10月22~23に東京で開かれた「臨床細胞学会-秋季大会」は,22日にあった1つのシンポジウムだけを取材した。臨床検査技師,という職業名は知っていたが,細胞検査士,というのは知らなかった。ウィキペディアによると「細胞検査士(さいぼうけんさし、英: cytotechnologist )とは、細胞病理検査(en:cytopathology)を専門業務とする病理検査室の臨床検査技師のことである。」だそうである。

この学会は,医師の発表も多いが,どちらかというと細胞検査士のための学会,という印象を持った。私が取材したのは,乳癌のチーム医療に関するシンポジウムだった。

そのシンポジウムの内容も興味深いものであったが,そのとき抱いた「素人の疑問」は,“針生検”という言葉はどうも誤解を与える名称なんじゃないかということ。というか,使い方が結構,混乱されているような印象を持った(たんにわたしの頭が混乱しているだけかもしれないが)。

というのは,細胞診で行われるのは,正式には,穿刺吸引細胞診(Fine Needle Aspiration;FNA)だが,それに対して,針生検(マンモトーム)という言い方がされているからだ。

いまちょっとググったが,どうも,細胞診の“針生検(= FNC) ” VS マンモトーム,という説明もあるが,少なくとも,上記の臨床細胞学会で聞いた発表では,細胞診(=FNC) VS 針生検(マンモトームを含む)という区分けであった。針生検には,マンモトームとバネ式針生検装置を使った“吸引式針生検”というのがあるそうだが,これはFNCとは別もののようだ。

そもそも,細胞診とFNCでは呼称の次元が異なるのに,それをほぼinterchangeable(同義語)のようなものとして発表では使われており,それに対して,針生検は,太い針による侵襲性の高い検査,という位置づけだった。

針生検というのは前立腺癌などでもあるが,一般の人が針という言葉から得る印象は,やはり乳癌の細胞診で行われるFNC程度の針(注射針)であり,マンモトームで使われる“針”は,針というよりも“棒”に近い感じではないだろうか。もう少し,使う言葉を実態に即したものにしたほうが,患者に誤解(過剰な安心や過剰な恐怖)を与えないのではないかと思った次第である。

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