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2011年11月 8日 (火)

学会取材-「Worldsleep 2011」(京都)(とりあえず書いておこう)

Worldsleepは,3年か4年に1度開かれる睡眠研究(睡眠学)の国際学会で,今年は,日本睡眠学会と併設して,10月15日~20日まで京都国際会館で開かれた。15日と16日が日本睡眠学会で,Worldsleepが16日~20日だった(16日は重複)と思う。

睡眠学というのは,睡眠科学,睡眠医学,睡眠社会学,の3つに分類される。睡眠科学と睡眠医学が分かれているのが紛らわしいといえば紛らわしいが,睡眠科学のほうは,純粋に睡眠のメカニズムを研究する科学,睡眠医学というのは,睡眠と健康との関連などを研究する領域だろうか。睡眠社会学は,ライフスタイルや環境など,(人々の)睡眠状況を社会学的手法で調べる研究分野だといえる。

この学会については,事前に参考書を数冊読んで行ったので,なかなかおもしろかった。ただ,睡眠科学(狭義の睡眠研究)は,オレキシンの発見以降,画期的な発見がもう出尽くしているのでは,という感想をもった。

睡眠医学のほうは,睡眠不足が肥満をもたらす〔これもレプチン(食欲抑制に作用するホルモン)の減少やグレリン(食欲を刺激するホルモン)の増加など,ホルモンとの関連が示唆されている〕,2型糖尿病のリスクを高める(肥満をもたらすのであれば当然か),心血管系疾患のリスクを高める,など,長いシンポジウムがいろいろあったが,正直,どれも隔靴掻痒という感じがした。

現代社会が24時間,昼も夜も働いている人が増え,睡眠にとって好ましくない環境になりつつあるというようなメッセージ(発表)がくどいほど続いたが,「うーん。で,だからどうなんだ?どうしろっていうんだ?」と言いたくなるような発表が多かった。早寝早起きが身心の健康にいいことなどは昔からわかっていることだし。

初日と2日目だったか,国際会館の庭園の離れにある茶室で茶道(tea ceremony)体験のようなものが開かれており,国際会議なので,外国の人がたくさん参加していた。わたしは外から眺めていただけで,自分は体験しなかったが,着物を着た説明係りの女性が流暢な英語で“Ichigo-ichie(一期一会)”を説明していて,「さすがは京都」と感心した。

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