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2012年1月15日 (日)

年末から年始あれこれ④―梅棹忠夫という人には興味感じた-週刊文春1月19日号の<私の読書日記>

『文明の生態史観』がどれほど重要な論文(本)なのかは,いまいちピンとこなかったのだが,今週発売の週刊文春(1月19日号)の<私の読書日記>というコラムで梅棹忠夫が紹介されており(このコラムの著者は俳優の山崎勉氏。わたしの好きな俳優の1人だ。すごい読書人でもある),梅棹忠夫という人物には非常に興味を持った。

<私の読書日記>の抜書きで,山崎氏が指摘したところをわたしも感心しているだけだが,一応書いておきたい。

藍野裕之著『梅棹忠夫 未知への限りない情熱』(山と渓谷社)という本を山崎氏は紹介していおり(このコラムではほかにも梅棹氏の本が何冊か紹介されている),次のようなエピソードが紹介されている。

小学生の頃,「昆虫を観察するのが楽しくなってしもうて」「標本をせっせとつくるようになった」梅棹氏は学校の先生にその成果をほめられ,「『おとなになったら,しっかり生物学を勉強して,世のなかの人たちの役にたつようになりなさい』」と言われたらしいが,

それに対し,梅棹氏は「わたしは,このときの心のなかの反応をいまでもおぼえている。それは反発にちかいものだった。口にはださなかったが,この先生はなんにもわかっていないな,とおもった。わたしの昆虫学は世の中の役にたてようとおもってやっているのではない。これはすきでやっているのである。わたしは子どもごころに『世のなかの役になんか,たってやるもんか』とおもった」という。

山崎氏は「これがこのキャラクター(梅棹氏のこと)に攻め入る突破口かもしれない」と書いているが,小学生でこのような心の反応を強烈に感じたというのは,梅棹氏というのはやはりすごいキャラクターだと思う。

『文明の生態史観』を読んでも,「なんじゃこりゃ?」という程度の感想しか持たなかったわたしだが,山崎努氏のこのコラムを読んで,(梅棹忠夫と言う人は)すごい人だったのかもしれない,と思った。

文庫本の文明の生態史観のなかに,「生態史観からみた日本」という講演の速記録が掲載されているが,そのなかで梅棹氏が,『文明の生態史観』発表後に投げかけられた反論や質問が,氏自身が予想していたものとは違うものが多かったと,世間の反応と自分の意図していたことのズレを書いているが,そのずれは,小学生の梅棹少年の先生に対する反応と深いところで関連しているように思う。

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