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2013年9月28日 (土)

欧州糖尿病学会(EASD 2013)取材終了: バルセロナはいいところだ

9/23-9/27までの欧州糖尿病学会(EASD 2013)の取材終了。あと1時間でホテルを出て空港へ向かう。オーストリア航空のウイーン経由。機体は新しくて(たぶんB777)いいのだが、満席だろうなあ。

EASDは昨年のベルリンに続いて2年連続。同じクライアントの速報仕事で、今回は仕事と関係ない演題を聞く時間がまったくなかった。原稿執筆に使う時間を優先させたのでほかのセッションに入れなかったということもある。そのおかげか、原稿アップは意外に早く行き、毎日、遅い時間ではあったが、外に出てバール(BAR)などで酒を飲んでメシを食うくらいの時間は取れた。

昨夜はクライアントとホテル近くのタブラオで晩飯+フラメンコショー。地球の歩き方(久しぶりに買った)に載っていたパラシオ・デル・フラメンコという店。かつて劇場だった建物で、昔マドリードで入った狭いタブラオと比べると、だだっ広く感じた。観光客(おのぼりさん)向けの店という印象。

ショーは思ったより素晴らしかった。素人がみるとほとんど地団太踏んでいるような高速タップがおもしろい。男性の歌声も(言葉は分からないが)透き通った高音で耳に心地よい。

経済危機で若者の失業率が20%ともいわれるスペインなので、街並みや雰囲気がもっと荒んでいると思っていたのに、こちらに来てみると、街も走っている車(特にタクシーは新しい車が多いと感じた)もきれいで、意外な感じがした。

スペインの食べ物は日本人好みのものが多いが、バルセロナは海沿いだからか、魚介類も豊富だ。といっても、すし屋のカウンターみたいなバールのガラスケースに入っているお惣菜みたいな食べ物を指さして注文しただけだが。

Sagrada初日にプレス登録と会場下見のあと時間があったので、サグラダファミリア駅まで地下鉄で行ってみた。有名(ということはバルセロナに来る直前まで知らなかったが)なガウディのまだ建築中という教会を外から眺めた。中に入るチケットの列が一時間以上待ちだったので(9/23日の月曜日はこちらも祝祭日だったようだ)中には入らなかった。

肝心の学会のほうだが、先に書いたとおり、仕事以外の演題聴講をまったくしなかったので、ここに書けることは特にない。Europa Fira(Gran Via)という見本市会場みたいな馬鹿でかい会場で、プレスルームもまあまあ充実していた(コーヒーが小型のしょぼしょぼと機会しかおいてなかったのは不便だったが)。

会場を歩いて中国語(らしい言葉)がたくさん聞こえてきた。EASDに限らないが、海外学会にくると中国人の存在が年々大きくなっている気がする。やはり人口12億(だったか)を要する“経済大国”なので、薬のマーケットも拡大の一途なのか。特に糖尿は日本人もそうだが、東洋人はなりやすいので、美食の中国人患者は莫大に増えるはずだ。

セッションは聞いていないが、saxagliptin(DPP-4阻害薬)を用いたSAVOR-TIMIのセションにたくさん人が入っていた気がする。すでにNew England Journal of Medicineの論文が掲載されたこの試験は、saxagliptin投与群でプラセボ群と比べて、心不全による入院のハザード比が1.27(95%CI=1.07~1.51;P=0.007)と有意に増加しという内容だったと思う。ベースラインで参加者のうち13%が心不全を有していた。

糖尿病治療薬がどうも、心不全によくないようなデータがいろいろ出ているようだ。

SGLT2阻害薬も次々と新しいのが出ているようで、日本オリジナル(ガラパゴス?)のものから、海外でも知られたものまでSGLT2阻害薬だけのセッションもあったが、どうなんだろうか。脂質異常症治療薬でいうと、αグルコシダーゼ阻害薬のように、どうも主流の糖尿病治療薬にはならない気がする。

さて、シャワーを浴びて15時間の帰国のフライトだ。

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