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2014年6月

2014年6月16日 (月)

学会取材-日本透析学会

13日から日本透析学会の速報取材で神戸に来ている。といっても空きがなかったので泊まっているホテルは新大阪。毎日新大阪から通うのか,と始まる前は気が重かったが,三ノ宮までの列車本数が多いのと,幸い雨が降らなかったので,“通勤”にはそれほどストレスを感じなかった。

仕事とは関係ないが,前日の夜,左膝から大腿の下半分にかけて激しい疼痛が現れ,初日は歩くのもままならない状態になった。関節の痛みでないことは間違いなく,かといってひどい腫れがあるわけでもない。ただ,指で少し押すだけでも痛く,トイレに座ると立ち上がれないほどだった。まったく馴染みのない痛みで,原因となる出来事も思いつかないので,仕事を放擲して医者に行くはめになるかと心配した。ドラッグストアでバンテリン(ゲル)と鎮痛剤(イブプロフェン)を買い,なんとか収まったがどうにも奇妙な痛みだった。

透析はサラリーマンだったころ,腹膜透析(CAPD)の仕事をまとめてやったことがあるので,ある程度,なじみはあったが,久しぶりの学会だったので知らないこともたくさんあった。慢性腎臓病(CKD)の貧血治療ガイドラインが今年改訂になるらしく,今回の仕事もそれがテーマの演題の取材が中心だった。

赤血球造血刺激因子製剤(ESA)抵抗性(あるいは,ESA低反応性)というのが現在,ホットな話題らしく,ガイドライン改訂でもその部分と鉄製剤の使用開始基準や上限値が議論されているようだ。

仕事として書かなければいけない発表以外はボーと聞いていただけだが,それでも,透析患者に対してrHuEPOをたくさん使っても生命予後はたいして改善されないらしい,ことはわかった。すくなくとも,海外の試験では否定的な結果が多いようだ。

以前から言われていることだが,日本の透析医療の状況は欧米と比べてかなり特殊なようだ。腹膜透析が圧倒的に少ないこと(全透析患者約32万人のうち腹膜透析は1万人弱),透析歴20年以上の患者が8%弱もいることなど。透析患者1人あたりにかかる年間費用は約500万円だそうで,透析医療だけで,1兆5000億円の医療費がかかっているという。

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