最近のトラックバック

« 2017年-前半終了、近況 | トップページ | アナハイム-ロサンゼルス旅行無事終了 »

2017年7月 6日 (木)

忙しくなってきた7月- 日本・米国の政治やメディアの状況についての感想 : 「是是非非」を貫ける人がいない

7月は子どもの行事(中2の息子の期末試験、英検3級二次試験、空手の大会、小6娘のピアノ発表会)のほか、8月3日からのアメリカ旅行の準備(子どもと配偶者のパスポート取得、ESTA申請、ツアーやアクティビティーの企画や予約、そして予算作り[金策])でバタバタすることはわかっていたが、ここへ来て、仕事が立て続けに入り、かなりタイトな月になりそうな気配だ。月に最低1回はブログを更新、と決めているので、たいそうな副題になってしまったが、今月最初で最後のブログエントリーとして何か書いておこう。

まずは都民フの圧勝、自民惨敗で終わった先日の東京都議選。埼玉県民なので直接関係はないのだが、事前にネットや新聞等で接した情報からは、都民フがこれほど一方的に勝つとは思っていなかった。おそらく、自称・他称の「専門家」でも今回の結果を正しく予想できた人はほとんどいないんじゃないだろうか。このあたり、昨年のアメリカ大統領選やその前のBrexitの英国国民投票の結果などもそうだが、いわゆるマスコミの情報源としての価値がますます低下している証拠だと思う。

個人的には小池都知事は政治家ではなく「政治屋」でしかないと思っているので(政治屋としての能力はたしかにすごい)、国政などに出てこないで都知事を最後に引退してもらいたいと思っている。まあ、都民フの新人議員に関する不祥事ニュースが週刊誌などを中心にこれからいろいろ出てくるだろうから、ワイドショーは今年後半も賑やかだろう。

ここ1~2年、仕事が暇なので米国のケーブルニュース(CNN、FOX、CBS、CNBC等)を視聴する時間が増えている。特に、昨年の大統領選挙前あたりからは視聴時間が長くなったが、米国の政権(トランプ大統領) がメインストリーム・メディア(FOXを除くメディア。ケーブルではCNNが筆頭。新聞はNYT)を批判している構図・状況は、日本も似たようなものだなと思う。(FOXは完全にトランプ支持のメディアなので、CNN等を徹底的に批判している。日本にFOXに対応するテレビ局はないが、政権に近いという意味では読売新聞が似ているか)。

最近「話題」になっているのが、トランプ大統領がツイッタ―にあげた、自身がプロレスのリング外で男を倒す映像で、ボコボコにされているその男の顔がCNNのロゴで隠れている。このビデオは以前、トランプ大統領が民間人のときにプロレスのゲスト(?)かなにかに出たときにつくられ、流された映像のようだ。それをだれかが今回のようなものに作ってトランプ大統領がツイッタ―にあげたらしい。当然CNNは猛反発している。

トランプ大統領のツイッタ―でのCNNやNYT、その他、「政敵」に対する批判はガキの喧嘩のような、米国大統領の発言としてはどうかと思えるようなものが少なくないのは事実だが、それにいちいち食いついて批判をくりかえすCNNやNYT、その他のメインストリーム・メディアも、もっと時間をさいて議論すべき重要政策をないがしろにしているという意味で同レベルだろう。

日本の状況にあてはめると、森友学園(籠池)や加計学園(獣医学部設置)の問題に国会やメディアがこれほどの時間を割く一方、国の直近の課題や近未来に山積する問題にもっと注力しようという動きがまったくない。ま、メディアは視聴率(テレビ)や販売部数(新聞や週刊誌)が増えることを最優先しているので期待するほうが無理なのだろう。そういった状況は米国のメディアもまったく同じだ。

これは政党(政治)も同じなのだが、メディアも含めて、「是是非非(ぜぜひひ)」の態度を貫ける個人が非常に少なくなっているのが一番の問題だと思う。是是非非は〔荀子 修身〕 に出てくる言葉で、<一定の立場にとらわれず,よいことをよいとして賛成し,悪いことは悪いとして反対すること>だ。

米国のジャーナリストのなかでは、FOX News Sundayのアンカーなので多少、トランプ擁護的な傾向はあるが、Chris Wallace は比較的公平、つまり、是是非非の態度を維持している印象を持っている。

ICBMの開発を発表した北朝鮮に絡む日本の安全保障の問題(米国の武力行使の可能性はゼロと言えなくなった。その場合、北朝鮮は韓国や日本の本土に通常兵器のミサイルを発射してくるだろう) や、3年後の東京オリンピック、団塊の世代が後期高齢者になる2025年以降の社会保障(年金、医療、介護保険)など、慎重に、しかし同時に急いで対処しなければならない課題を考えると、上記の問題など連日、長い放送時間や大きな紙面をさいて「議論」すべきこととは思えない。

最近は有効求人倍率もバブル期を上回ったとかで、来年卒業の大学生の就職率も非常に高いそうだが、サルなみの思考力があれば、今の「平和と繁栄」が非常にもろい楼閣である可能性を感じることができるはずだ。いや、ネットなどを閲覧していると、多くの日本人はやはりそれに気づいている。

結局、一番おバカなのはやはりマスコミか。その点では、ネットの発達は救いかもしれない。多様な意見の流通・流布の程度がネット以前と比べると格段に違うからだ。

いずれにしろ、自分の頭で考える、ということがますます重要な時代になってきている。

(あれ、今、こんなブログなんぞ書いている時間あるんだっけ? 自分の頭で考えろ!)。

« 2017年-前半終了、近況 | トップページ | アナハイム-ロサンゼルス旅行無事終了 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/520869/71066497

この記事へのトラックバック一覧です: 忙しくなってきた7月- 日本・米国の政治やメディアの状況についての感想 : 「是是非非」を貫ける人がいない:

« 2017年-前半終了、近況 | トップページ | アナハイム-ロサンゼルス旅行無事終了 »