最近のトラックバック

映画・テレビ

2015年1月24日 (土)

映画の感想2つ

年末~年始にかけて映画館で見た映画の感想を少し。

バンクーバーの朝日: 12月の公開初日に息子と観に行った。第二次大戦前,カナダ・バンクーバーの日系人(2世)をメンバーとする野球チーム,ASAHIが弱小チームから全国制覇するチームに育っていく話。フジテレビが大きく宣伝していたが,映画としての出来はよくないと思う。詳しくはかかないが,せっかく野球経験のある俳優を集めたのだから,もう少し野球の場面をうまく描けなかったものか。体力に劣るからバントと脚を使ったかき回しで初勝利を取ったというのはいいが,まさか,その後の活躍もバント&ランだけで勝ち進んだわけではあるまい(映画ではそういう映像しかなかった)。一応史実に基づいているらしい(ASAHIは実在したチーム)が,帰国したらプロになりたい,という選手もいたのだから,もうちょっち野球をきちんと撮ってほしかった。一方,人種差別や日系移民の苦しい生活ぶりの描き方も中途半端だし,ストーリーの進み方,場面の切り替えなど,テンポがなく(昔の日本映画風といえば言えなくもないが)かなり眠くなる映画だった。

ベイマックス: 成人の日に子ども2人,息子の友達とわたしの計4人で見にいった。ディズニーの3Dコンピュータアニメーション・アクション・ファンタジー映画。さすがディズニー映画で,非常に良く出来ていると感じた。大人が見てもおもしろいと思う。ポスターだけからベイマックスというロボットがただの癒し系ロボットなのかと思っていたが(そもそもはそういうロボット=健康ロボット,だが),実際には派手なアクションシーンもたくさんあり,テンポのいい映画だった。なお,見たのは2D。以前,アニメーション映画を3Dで見て,息子もわたしも気持ち悪くなったのでそれ以来,わが家では3D映画は禁止にしている。

2014年2月24日 (月)

「永遠の0」を息子と観る

小学4年の息子が「永遠の0」を観たいというので日曜日に映画館に連れて行った。


ゼロ戦の話,原作の百田氏という作家がNHKの委員とかで先の都知事選で田母神氏を
応援して何か物議をかもした,くらいの前知識しか持っていなかった。そういえば,宮崎駿の風立ちぬの上映に際して,あれは「戦争を肯定する映画」という批判が永遠の0の作家(=百田氏)からあったんだっけ。ま,そんなことはどうでもいい。

映画としてはなかなかおもしろかった。祖母の葬儀で泣き崩れる祖父賢一郎(夏八木勲)の姿を見たことがきっかけで,賢一郎が清子(風吹ジュン)の実の父親でないことを聞いた
佐伯健太郎(三浦春馬)と佐伯慶子(吹石一恵)= 清子の子ども,賢一郎の孫,が 特攻で亡くなった実の祖父,宮部久蔵について調べ始める,という物語だ。

宮部久蔵は優秀な飛行機乗りだったが妻(井上真央演じる松乃)と生まれたばかりの清子のもとへ生きて帰ることを最優先し,仲間の兵隊から「腰抜け」「卑怯者」呼ばわりされていた。しかし,調べを進めるうちに宮部久蔵の死なずに戻るという意思が家族への強い愛情であり,無駄に命を落とすことに対する抵抗であることが明らかになり,それを理解・評価した戦友(井崎や武田,景浦)らの回想と昔のエピソードが交互に現れる。

この映画についてこれまでどういうコメントが書かれているのか知らないが,特攻というまったく非合理な(成功確率がゼロの)作戦を“気合い”とか“魂”といった無意味な掛け声で破滅まで遂行した日本の軍隊の愚劣さは強く印象に残った。

宮部久蔵がエンジントラブルで不時着となる可能性を予測していた自分の飛行機を後に松乃と結婚することになる賢一郎の飛行機と交換したのは何故であろうか。最終的に特攻を志願するに至った経緯から,一人でも犠牲者を減らしたいという贖罪の気持ちもあっただろう。賢一郎に託せば,松乃と清子を助けてくれるという期待も当然推測できる。

小学4年の息子がどう感じたかはちゃんと聞いていない。ま,親がこの程度の“感想文”しか書けないのだから立派な論評は期待しないが,何かを感じ取ってくれればよかったと思っている。

※ ブログのデザインを新しいテンプレートに変更したら,これまでのエントリーの改行がすべて飛んで,改行抜きの文字の連続として表示されることに気付いた。このテンプレートではshift + Enterとしないと,改行として反映されないことを知った。

かといって,過去のエントリーすべてにいちいちshift + Enterの改行するのは時間のムダなので何もしないことにした。

改行の問題はあるが,このテンプレートは文字がくっきりとした
ブラックで表示されるので読みやすさという点では実は気にいっている。

2013年10月10日 (木)

映画感想-「風立ちぬ」,「そして父になる」

最近映画館で観た映画2本の感想。

まずは「風立ちぬ」。

宮崎駿監督が長編映画からの引退表明をしてすぐに子ども2人と配偶者の4人で観に行った。たしか夏休み最後(9月1日)かその次の日だったか。

短い感想はすでにツイッターつぶやいたが,禁煙学会が抗議したという喫煙シーンは個人的には気にならなかった。ただ,喫煙シーンがやけに多いのは確かだ。抗議のニュースを聞いていたのでそういうシーンに対する意識が強まっていたのも関係しているかもしれない。いずれにしても,時代が違うし,影響力が大きいとはいえ,アニメ映画の喫煙シーンにまで口をはさむ必要があるのかとは感じた。

映画そのものは,二郎(主人公)と菜穂子のやりとりの丁寧さ,言葉の美しさが印象的だった。普段,配偶者と下品な言葉で罵り合っている(?)わが身を思うと,ああいう丁寧な言葉で会話できる男女関係にあこがれる。かといって,急に「〇〇子(配偶者の名前)さん,いつもありがとう」などと言おうものなら,無視かフンと鼻を鳴らされるのがおちなのでそんな勇気はわかない。

今日は「そして父になる」を観てきた。福山雅治ファンの配偶者の機嫌とり家族サービスみたいなもの。大体のストーリーは事前に聞いていたので知っていた。

今週の週刊誌には,この映画のモデルとなった沖縄の女性(映画では取り違えられた子どもは男の子だが,沖縄の取り違えは女の子)の<違和感を感じる>というコメントも出ていたが,まあ,当事者からみればどのように作ってもそうなるとは思う。ドキュメンタリー映画ではないし。

さっきちょっとググっみたところ,この映画に関して<中途半端>という感想を目にした。実はわたしも映画を終わったとき同じ感想を持った。中途半端,というか,尻切れトンボ,というか,終わり方がわからないまま終わってしまった,という感じか。娯楽映画としての要素はイマイチだし,かといって,深いテーマを考え抜いた「考えさせられる」映画,というほどでもない。

配偶者は「福山くんカッコいい。もう1回観に来ようかな」,などと気楽なことを言っていたが,わたしも同レベルの感想を述べると,尾野真千子も悪くないが,斎木ゆかり(相手夫婦の奥さん)を演じた真木よう子が「素敵」だった。

2012年7月13日 (金)

韓国ドラマ <スカーレットレター~ 裏切りの代償~> つっこみどころ満載だがハマってしまった

これもツイッタ―で“告白”したが,最近,韓国ドラマのスカーレットレターにはまっている。今回の放映がいつ始まったのか知らないが,BS朝日で週5日,午前2時~4時まで(1回1時間のドラマを2回分続けて)放送している。全部で80何回のシリーズで,いま,40何回かが終わったところだ。

たぶん,20回を過ぎたあたりから見始め,最初は夜遅く帰宅して,偶然つけたチャンネルをボーとみていただけだが,話の筋がわかるとおもしろくなり,先週あたりからHDに録画し始めた。しかし,1日2時間で週5回,週に10時間も録画されるので,HDはすぐにいっぱいになり(子供や配偶者が撮り溜めしている番組も多いので),見ては消去の毎日で困っている。

ホーソンの小説「緋文字」が原作。原作を読んだことはないので(高校の英語の教科書にホーソンの話があったような記憶が少し残っている)どこまで忠実かは不明だが,時代も国も違うので相当,脚色してはいるだろう。つっこみどころも満載だがおもしろい。

韓国ドラマは昔,冬のソナタが流行ったころ(そういえば,今朝もどこかのチャンネルで冬のソナタの再放送があった),続けて観たことがある。冬ソナは主題歌にはまって,ハングル語で一生懸命練習して完璧に歌えるようになったのに,日本のカラオケ屋には冬ソナの主題歌はない(著作権かなにかのことで韓国側とトラブッたらしい)。

冬ソナもそうだが,スカーレットレターも,ありえないようなドタバタ(?)の連続で,「こんなの,おかしいだろ」「ふつうならこうするだろ」とつっこみたくなるような場面がいっぱい出てくるが,それでも「アホくさ」とチャンネルを回す(この言い方も死後か?)気にはならない。くだらない日本のバラエティー番組や政治家の離党,新党結成のドタバタニュースよりもはるかに真面目に見ることができる。

つっこみどころ満載なのに観てしまうのは,荒唐無稽なストーリーとはいえ,人間の性(さが)に触れる部分があるからだろう。

わたしはもちろん,チャ・ヘラン役のキム・ヨンジュ(仲間由紀恵に似た女優さん)が好きだが,ハン・インソ役のイ・セナも悪くない(いずれも容姿からの好み)。ヒロイン,ハン・ギョンソ役のイ・スンヨンはだんだん怖くなってきた(チャ・ヘランらの陰謀で暴行を加えられ,チャン・ジェヨン[役者はキム・ヨンホ]との間に身ごもった赤ちゃんが流産に終わったところまで見終わった。離婚届けをジェヨンとヘランに差し出して,復讐の宣戦布告をした場面は怖かったあ)。

字幕で観賞しているので,耳に入るハングル語(韓国語)も興味深い。日本語と構造が似ており,時々,同じような言葉が聞こえてくるのは以前から知っていたが,ドラマを続けてみているとよけいそのことを感じる。養育費,教育費はほぼそのままに聞こえたし(もっとも最後はヒではなく,ピ,に聞こえた),約束もヤクソク,と聞こえた。

わからないのは,オッパー,と言う言葉で,字幕をみると,先輩,というときにオッパーといっているが,どうも先輩という言葉の対訳ではなく,もっと広い意味があるようだ。オッパーといって,ほかの字幕がでることもあるからだ(具体的な場面は失念)。ジャッカ,とうのも,イ監督(イ・ドンジュ)(俳優はチョ・ヨヌ)がハン・ギョンソに対して,ハンジャッカ,と呼ぶ場面が何度もあり耳に残っているが,ジャッカ = (日本語の)~さん,でもなさそうだ。真剣にハングル語を覚える気はないが,こんなふうに字幕と比べていろいろ想像するのも楽しい。

とはいえ,80数回ということは,1回1時間だから合計80数時間。これを全部みたら1日8時間勤務のサラリーマンが10日間以上,有給休暇を取ったのと同じことになる。いや,フリーランス(個人事業主)に有給休暇は一秒もないので,10日以上,仕事をしていないのと同じか。韓国ドラマの魔力,恐るべし。